家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

タイミング。

新しいご縁があり、受験生の指導を担当することになりました。ここ数年の傾向として、受験生は夏休み後の依頼が多かったのですが(夏期講習を受講しても成績が伸びない、など)今回は夏休み前ということで、時間的余裕もあり基礎からしっかり学習できるのでは、と期待しております。

今回の生徒さんはこれまで他の塾などには通っていなかったとのことですが、塾に通っていてもなかなか成績が伸びない場合、どのタイミングで塾や学習法を変えるか、というのは結構重要な問題になってきます。このまま通っていたら、もしかしたら成績が伸びるかもしれない、でも、伸びなかったら・・・と保護者のほうが不安になりますよね。私のこれまでの経験から言うと、2、3ヶ月で成績を何とかして欲しいというのはかなりハイレベルな話だと思います。もちろん、生徒自身が何とかしなくちゃいけないという気持ちでしっかりやろうと思っているなら効果はあるとは思います。しかし、ほとんどの受験生はそこまでの気持ちは持っていないような印象です。どちらかというと、親から言われて受け身で勉強している生徒の方が多いのではないでしょうか。個人的には6ヶ月は時間が欲しいです。最初の1ヶ月で生徒の性格を見極め、指導方針を決めます。学習法が定着するまで最低2ヶ月は様子を見たいかなと思います。そして、その方針通りいけばいいのですが、そうではなかった場合、別の学習法を提案する、となればさらに1、2ヶ月は必要です。そうなるとあっという間に半年経ってしまう訳です。過去に1月の段階で3月の受験対策をして欲しいという依頼がありました。全く知らないご家庭でしたらお断りするところですが、そのご家庭は前年に兄を見ていたので知っているご家庭でしたから引き受けることにしました。まあ、何とか合格までもっていきましたが、なかなかのハイレベルな依頼でした。

夏休みが終わる頃には、受験まで半年ちょっとです。夏期講習を受講して、夏休み明けのテストでも思ったような結果が出なかった場合、他の塾や学習法を検討する最後のタイミングかなと思います。このタイミングで変更したら、あとは受験までひたすら信じて頑張るしかありませんね。