家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

受験生の指導について

高校受験まで約2ヶ月半、大学入試だと、共通テストまで1か月切りましたね。受験生は追い込みの時期真っ只中なことでしょう。この時期になると、新しいことはせず、使い慣れた問題集を解きなおしたり、過去問を見直すなどすると良いですね。

受験生というと、忘れられない兄妹がいます。最初に兄の方が中3の9月に家庭教師を依頼してきました。それまで塾に通っていたのですが、本人がなんせ勉強嫌いでやる気が出ず、反抗期も重なって、志望校の判定もギリギリでどうしようもなくなって私に依頼してきたという訳です。私に対しては反抗的な態度は取らなかったので、取り急ぎ一番苦手な数学の最初の3問だけしっかり解けるようにする、という目標を立て、基礎的な問題を繰り返し学習しました。理科社会はご家族が協力的だったので、一問一答をしてもらって本番まで過ごしました。本当に合格できるか私も不安だったのですが、ご家族が不安になってはいけない、と思って指導の後にはご両親とお話をしてなんとかなります、と励ましました。結果、合格という嬉しい結果となりました。

その年の12月の終わりころ、妹の方の依頼がありました。兄を見ていたので、自分なりに勉強したり、ご家庭でも教えたりしていたようなのですが、やはり本番が近づくにつれ、不安になったようです。妹は兄よりも点数は取れていたのですが、なんせ始めるのが遅かったので、過去問を解く、解説するを繰り返しました。この子の場合は、私のインスピレーションで合格する未来が見えたので、兄の時よりは合格発表まで比較的落ち着いて待っていることができました。結果、合格していました。年子の兄妹でしたので、ご両親の不安は計り知れないものがあったかと察します。私も綱渡りをしたような気分でした。

このケースは結果オーライでしたが、正直、受験生の指導はもう少し時間が欲しいですね。せめて、半年以上。成績がすぐに上がるなら、その方法を私も知りたいですから。今年は、私の教え子に受験生はいませんので、昨年よりは気持ちが楽です。が、実子が受験生なので、別な意味でドキドキしています。