家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

自分のやり方を貫く

小学生のAさん。学習障害があり、特に、間違いを指摘されるとかんしゃくを起こしたり泣いたりすることがあります。お母さんもどう向き合ったらよいか分からないとのことで家庭教師を依頼してきました。

最初のころは大人しく授業を受けていたのですが、ある日、問題を間違えてしまい、正しいやり方を説明していると鼻をぐずぐずしだします。そのころから間違いがあると授業中に泣くようになってしまいました。

お母さんにお話をお聞きすると、学校でも間違いを指摘されると泣いているようです。どうやら本人は「これが正解」と自信をもって解答しているようです。それが間違いだと指摘されたら泣いてしまうのは分かるような気もします。

そこで、根本的にやり方が違うものは少し遡ってやり方を丁寧に教えて、できたら褒めるを繰り返しました。でも、答えは合っているけど本人なりのやり方でやっているものに関してはそのやり方を尊重することにしました。本人もそのやり方で納得してるので、やり方が違うと指摘してしまうとまたパニックになってしまうかもしれないからです。

今年クラス担任が変わり、教科書のやり方を強制する方針の先生らしく、Aさんにとってはやりにくいそうです。新学期から学校を休みがちになってしまいました。

学校の先生にもやり方もあるし、集団を見ているので事情があるのでしょう。

私は1人1人が納得したやり方で理解を深めてほしいと思っています。