家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

10歳の壁

10歳というと今では「ハーフ成人式」と称して記念写真を撮ったり、学校でも将来の夢を発表させたりなど、成人式ほどではありませんがちょっとしたイベントとなっている感じがします。

10歳、小学4年生という年齢は過ごし方によっては大きな分かれ道になるような年齢です。まず、学校の勉強が一気に進みます。そして、宿題も多くなります。小学3年生までは大差なかったのが、4年生で「できる子」「できない子」が意外とはっきりするのではないでしょうか。そして、このころになると、「反抗期」がやってきます。親が「宿題やりなさい」と言っても素直に聞かないでしょう。ここで、宿題の習慣をつけられるか、つけられないか。5年生で結果が出ます。

小学生から塾に通うような地域だと、塾の宿題を考慮しているのか、5年生くらいになると自主学習程度の宿題だけになるような学校もあるようです。自主学習や塾の宿題をやるにしても、毎日の宿題習慣がないとやはり厳しいと思います。

最近の高校入試問題の傾向として、自分の意見を書かせるなど、「考える」問題が多くなってきました。従来の暗記に頼っている学習では徐々に通用しなくなるでしょう。

また、教科書改訂で、この春から学習範囲が大幅に変わっています。例えば、中学校1年生の英語ではこれまで2年生で学んでいた内容の一部が入っています。中学校への準備も含め、5年生になったころに自分で学習できるようになっていれば安心かなあと思います。

反抗期は大人になるためには避けられないものですから、対処法は人それぞれですね。(対処法があれば私も知りたいです)ただ、この時期の子供には真剣に向き合わないといけないと思います。

f:id:teacher-yoko:20210524083913j:plain