家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

足し算の考え方 その2

前回に引き続き、足し算の考え方について。

学校で学習する「さくらんぼ」の方法、幼児から学習している子は足し算の理屈よりも暗記している子の方が多いという内容を前回書きましたが、どちらにも当てはまらないケースについて今回は書きたいと思います。

小学校2年生になったばかりのAちゃん。支援学級に通っています。とにかく勉強が大嫌いで、私が来てもなかなか勉強の用意をせず、お母さんにくっついて離れません。自宅で宿題をする時は、お母さんがつきっきりでないとやらないとのこと。週1回だけでも家庭教師に見てもらいたいとの依頼でした。小学校2年生なので学校の足し算の学習は一通りやっているはずなのですが、理解が難しく、自宅でお母さんが教える時は、数を増やす方法でやっているそうなので、私も混乱しないように同じやり方で教えています。例えば 7+4 だったら、「7の次は8だから、8,9,10,11」と言いながら指を4本動かす、方式です。Aちゃんの場合、7+4 と 4+7 は同じ答えになることは理解しているので、基本的には数が小さいものを後にして指を使って説明するようにしています。8+9 だったら、9+8 と答えが一緒なので、9に8を足す考え方ですね。

正直、この方法は数が大きくなるとキツいです。10までしかはっきり見えないですからね。Aちゃんなりのペースで学習を進めているので、しぶとく繰り返しをして身につくようにもっていくしかないかな、と考えています。

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