家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

先生、ねぞう悪いの?

勉強が大嫌いな小学校2年生のAちゃん。1年生の時は普通学級にいたのですが、だんだん勉強が難しくなったので2年生からは支援学級に移り、週に3回、児童デイサービスに通っています。1年生の4月からAちゃんには関わっていますが、口数が少なく、会話もちゃんとした文章にはなっていませんでした。夏休みも比較的穏やかに学習を進めていましたが、夏休みが明けた途端、やる気スイッチが入らず、お疲れ気味・・・。学校の疲れもあるらしく、とにかくやりたくない!というのが見え見えでした。いつも算数のプリントと国語のプリントを1枚ずつやって終わりになるのですが、算数のプリントを始めるまでなんと20分かかりました。

①飴を3つお母さんからもらい、今1個、算数終わったら1個、国語終わったら1個、と約束するものの、結局食べてしまう。「溶けてるかどうか開けてみた」。袋を開けると「もったいなから食べた」

②算数のプリント始めるのに、「1問終わったら逃走中(録画したもの)を見て、また終わったら見る」と言い出し、さすがに「ダメ!」と注意しました。

③算数の問題を考えだすと、「おしっこ」。生理現象なので、「すぐ戻っておいでね」と許可しました。

④トイレから戻ってきて算数の問題を考え出すと「喉乾いた」。「さっき飴食べたばかりでしょ」と言うと、許可なくコップを取り出す。

時折お母さんを呼んで、注意してもらうのですが、なんせやる気になりません。そのうち、体を掻き出します。この行動がでるともう手遅れです。最終手段として、足し算、引き算の表(簡単な足し算引き算の問題答えが並んでいるもの)を取り出し、「ここから答えを探して書きなさい」と指示して何とか終わらせました。

さすがに今日は怒り過ぎたかな、と思っていると、Aちゃんがポツリと一言。「先生、ねぞう悪いの?」思わずぷっと吹き出してしまいました。彼女なりに何か察したのでしょう。私も反省しました。

長期休み明けは、体調を崩す生徒が非常に多いです。まだ幼いとはいえ、そのあたりも考慮しないといけないと思いました。

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