家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

時が解決することもある

仕事柄、子育ての愚痴を聞いたりすることがあります。しっかり者の姉とわんぱくな弟のご家庭。それぞれの長所短所があるらしく、「二人足して二で割ることができればいいのに」とお母さんがお話していました。私もそうでした。子供たちが小さい頃、言葉は遅いけどやたらと落ち着きのない息子と言葉は早いけど歩くのが遅かった娘。どうして中間がないんだ!と思っていました。

とはいっても、子供の成長は早いもので、そんな悩みも気づいたら他の悩みになっていました。当時はかなり悩んでいましたけどね。

私には姉がおり、ちょうど三学年離れていたので中学校、高校では姉も教わった先生から教わることが多く、よく「お前の姉ちゃんは良くできていたぞ」と言われていました。そんな些細な一言が私にはプレッシャーでした。比較されている、といつも感じていました。姉には負けたくない、という一心で高校も同じところを目指し、大学も姉と同じ大学同じ学部を受験しました。が、合格することができず、初めて挫折を味わいました。他の大学に入学し、別々の人生を歩むようになったら比較されている意識もなくなり、「私は私だ」と思えるようになりました。

その時は必死だったことも、時がたてば意識も変わるということです。

「今」を大切に生きたいものです。


f:id:teacher-yoko:20210520202020j:plain