家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

26年前。

1995年1月17日。阪神淡路大震災が発生した日です。26年前のあの日、5時46分。高校3年生だった私は、5時からのラジオ講座を聞き終わり、朝のニュースを見ていました。そこには、ショッキングで凄まじい光景が広がっていました。言葉が出ませんでした。

実は、私は前年に震度5の地震を経験していたために、地震に対してかなりの恐怖心を抱いていました。地震を経験した2階の自分の部屋で勉強したり寝たりすることができなくなり、常に家族がいる1階で生活していたのです。

神戸の人たちに比べたら私の感じた恐怖なんて・・・と思いました。しかし、数日後にはセンター試験が控えていました。正直、動揺したのを覚えています。

 

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当時私のクラスでは、1冊のノートをクラス全員に順番に回し、1人1ページずつ書く、というのをやっていました。(担任の発案で、小論文の対策になるからとのことで)それまで結構ふざけ半分のようだったのですが、震災発生後のノートには、神戸の人たちに比べたら自分の辛さなんて、と書いているクラスメイトが増えていました。実際、卒業後に神戸の大学に進学したクラスメイトもいました。

阪神淡路大震災があったから、防災意識やボランティアに対する注目度が高まったし、今に繋がっていることはたくさんあると思います。いつ、どこで大きな地震が発生してもおかしくない世の中です。東日本大震災を経験した福島県も10年たって完全に復興できたかというとそうではなく、問題は山積みです。県内ニュースでは今でも原発という言葉が出てきます。みんなが完全に復興できた、と言える日は何年後になるのでしょうか?