家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

生徒募集の仕方

私が過去に勤めていた通信制高校の話、その2です。

高校とは言え、私立ですからある程度生徒募集というものは必要になりますし、年間で売上目標のようなものもありました。通信制高校の特徴として、4月の入学の時に生徒は少なくても、徐々に夏、秋、と他校から転校したりして生徒が増えていく傾向にあります。それも自然に増えるものかというとそうでもなく、私が過去に勤めていた通信制高校では先生たちで担当エリアを決めて、学校訪問というものをしていました。そこで学校の先生から不登校の生徒や支援学級などで学習が遅れている生徒の情報などを聞き、月に1回程度行われているオープンスクールに誘ったりするわけです。それは中3だけでなく、中1でも中2でも参加可能ですし、何回でも来ることができます。早い段階からオープンスクールに来てくれる子は先生たちや先輩たちとも顔なじみになり、半ば入学が確約されたようなものです。そうやって生徒を増やしていきます。

一般的な高校だと基本的には学力で合格不合格を決めますが、この高校は多分受験したすべての生徒を受け入れています。転校してくる生徒の中には、進学校から転校してきた子もいて、その結果、基礎的なところからの学習が必要な子から大学入試を目指せるレベルの子まで色々な学力の子が集まってくるという訳です。まあ、講師という立場からすると、売上がないと高校運営はできないですから、様々なレベルの子に対応していかないといけなくなりますね。やりがいはありますが、やはり、難しかったです。