家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

音読の大切さ

私の生徒で、国語の成績がいい子に共通していること。それは、音読が上手ということです。幼稚園の頃から指導しているAちゃんは、現在小学4年生ですが、小さい頃から国語の文章問題は一緒に声に出して音読するようにしています。もともと人見知りが激しく、仲良くなるために文章を交互に読むことを始めました。それが今でも続いているのです。指導する私の立場からすると、文章問題を一緒に解くのに文章を一回は読む時間が必要です。その時間のためにも一緒に読むことは理にかなっていると感じます。そして、最近では文章を読んだ後に、「どう思った?」「印象に残ったところは?」など、文章に関する質問をし、考えを聞くようにしています。学年が上がると、「自分の言葉で」答えを書くことが増えるからです。

音読は国語の学習に直結しているようなイメージですが、実は、他の科目にも応用できそうです。例えば、社会や理科のようないわゆる「暗記科目」です。

社会や理科は単元別に学習が進むため、英語や数学とは性格が異なり、挽回可能な科目だと思います。学習のポイントとしては、問題を解く時に10秒考えても答えが出ない時は、潔く答えを見ることです。考えても分からないものは頭に入っていないということなので、答えを見ることによって、再度頭に入れる作業をしなければなりません。そして、ここで大切なのは、言葉を覚えることと同時にその背景や理由(いわゆる根拠)も考えなくてはいけないのです。問題集を解いている場合は、解説に書いてあることをノートに写し、さらに声に出して音読すると完璧です。答えを見て「へえ」と思うか、「なぜこの答えなんだ?」と思うかで、学習への姿勢が見えてきます。

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