家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

不登校の生徒の成長 その後

私の担当している生徒で、不登校だったものの中3になったこの春から徐々に登校している女の子がいます。中3になると、定期テスト以外にも毎月のように実力テストがあるので、高校入試を考えると受験しなくてはいけなくなります。彼女もテストに向けて、テスト範囲を中心に学習して備えていたのですが・・・いざ本番になったら「不安」が強くなってしまい、結果、数学のみの受験となってしまいました。本人はすごく辛かったと想像します。一連の流れを聞いて、「次も機会があるから、その時に備えようね」と話をしました。また、不安になったときの対処法は考えたほうがいいよ、とアドバイスをしました。他の生徒でも不安感が大きくなると、お気に入りのタオルを握る子がいます。逆に考えると、そのタオルがその生徒の側にある時は、何かあったな、と考えます。私個人も、緊張するような場面の前には、ミンティアのようなすーっとするものを口に入れると落ち着く事が多いです。

せっかく備えているのに、テストになると頭が真っ白になってしまう、という子もいますね。受験、となるとその日の勝負になってしまうので、こればかりはテストの機会を数多く経験していくしかないのかな、と思います。勝負ごとでも、相手のことを研究しないと対策ができない、というのがありますね。相手(受験)はどんなスケジュールで行われるのか、どんな環境で、どんな範囲で、などなど知っておかなくてはいけないことは沢山あるでしょう。「百聞は一見に如かず」で、親や先生などの周りから話を聞いていても、実際に受験をする本人が知らないとどうにもならないわけで。夏休みに高校見学をしてくるようなので、そのあたりから意識がちょっと変わってくれるといいなあと密かに思っています。

 

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