家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

手に負えない生徒

久しぶりに面倒な生徒に当たりました。やる気がない、機嫌が良い時と悪い時の差が激しい、間違えた問題の解説を聞き入れない・・・。やる気を出すのが仕事ですから、色々なパターンで指導をしたり、ご機嫌取りもしましたが、全く変化がなく、自分が虚しくなるだけでした。

こちらの案件は家庭教師会社を通しての案件だったので、担当者に連絡をしました。「一度引き受けたからには責任を持って指導しようと頑張りましたが、心が折れました」と正直に話しました。この担当者とは結構長い付き合いで、案件も数多く頂いている方なので、「基本的には教師側の都合で教師交代というのは受け付けられないのですが・・・。このケースだとお母さんがいらっしゃる時間帯に変更した方が良さそうですね。その場合は時間変更になるかもしれません」と暗に代わりの教師を充てるようなことを言っていたので、私の要望は受け入れられるかもしれません。

この生徒は3人兄弟の末っ子で、祖父母と同居なので非常に可愛がられた(甘やかされた)ことだと想像します。その反面で、お母さんは仕事で忙しく、私が指導にお伺いする時間帯は不在でした。直接会ったのは最初の時と、たまたま1回会った程度です。基本的には勉強はできる子で、参考書を沢山持っていて、通信教育もやっていて、さらに家庭教師を依頼している、というご家庭でした。本人も勉強はできる方だと自覚していて、通信教育も自分で計画を立てて進めているし、一人でもできるのに何で家庭教師がくるの?と思っていたのかもしれません。まあ、私も指導していて、正答率は高いですし、間違い直しを少しするくらいなので、存在意義が分からないと感じていた部分もあります。多分、ご家庭で成績をキープするために依頼していたのだと思いますが、本人がその必要性を感じていない以上、このようなことが起きるのは必然だったのかもしれません。

 

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