子供から質問がある時、２つのパターンがあります。
１つ目は純粋に分からなくて聞く。(小さい子供に多い)
そしてちょっと面倒なのが２つ目のパターンで、分かっていることを聞く、です。なぜ、分かっていることを聞くのでしょうか？それは、大人を試しているからです。
「○○って何？」(本当は分かっている)と聞いて、大人が普通に答えればなーんだ、となりますが、大人が分からないと(こんなことも分からないの？)とちょっとした快感になるようです。この快感を味わいたくて分かっていることを大人に聞いてくるわけですね。
以前、授業中に質問攻めしてくる生徒がいました。仕事柄、「分かりません」を使いたくない私は、知識をフル稼働させて答えてましたが、後でお母さんから、「うちの子供は分かっていることをわざわざ聞くんです」と真実を聞かされ愕然としたものです。私のことを試していたのですね。もともとおしゃべりな生徒で、忙しいお母さんは結構聞き流していたようでした。ですので、できるだけお話聞いてあげて下さいとお願いしたところ、徐々に質問が減ってきて、3年目になって落ち着いてきた印象です。
家庭の中で話を聞いてもらえないストレスだったのかもしれませんね。
