家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

「お母さん」の存在

家庭教師にとって、ご家庭の窓口は重要です。スケジュールの確認や使用するテキストの相談、生徒に関する情報、など、お話することは結構あるものです。大抵は生徒のお母さんであることが多いですが、中には、お仕事が多忙とのことで、メールや電話でのやり取りのみで、指導時間に立ち会うのはおばあちゃん、というご家庭もあります。でも、家庭教師の申し込みをしたのはお母さんなので、指導に関する細かいことはお母さんにメールを送ったりしています。本当は、直接お話するのが一番なのですが。

指導当初はお母さんが多忙のため、なかなかお会いできないご家庭がありました。おばあちゃんがいてくださるのですが、指導に関することを直接お話できず、もどかしく思っていました。それが、ここ数ヶ月お母さんが立ち会うようになってから、指導に関するお話もできるようになりましたし、何よりも生徒の表情が明るくなったのです。具体的にここをやってください、と直接要望を聞けるので、それが生徒の意欲に繋がるといいなあと思います。

過去に、お母さんが朝早くから仕事に行っているということで、お父さんが窓口になっていたご家庭がありました。通信制の高校のため午前中の指導でしたが、家族が出かけたあとで起こしてくれる人がいなくて、私が伺っても寝ていることが多く、そのうち契約終了となってしまいました。お母さんの存在があるのとないのでは違うんだと思った苦い経験でした。

お母さんがいて下さると心強いものですが、人間ですから毎回ではやはり大変だと思います。そこで、たまにはお父さんにバトンタッチする、なんていうのが理想かな、と思います。お父さんからお聞きする生徒の情報も、お母さんからお聞きするのとはまた観点が違って興味深いものです。