家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

不登校の生徒への指導について

今回は、不登校の生徒への指導について書きたいと思います。

私は特に不登校の生徒に対する指導の仕方を学んできたわけではなく、あくまでも自分の経験上から言えることを書きますので、多少の考え方の偏りはあるかもしれません。

不登校の理由はあまり詳しくは聞きませんが、ちょっとしたこと(外見など)をからかわれたとか、友人関係が悪くなってしまったなど、対人関係が多いように感じます。過去に1人だけ、「なんで学校に行かなくちゃいけないのか分からなくなったので行っていません」という生徒がいましたが、私と勉強して学校に行っていない間の遅れを取り戻し、そのうちに将来の夢も見つかって、また通学するようになりました。今は高校にも元気に通っているようです。

不登校になってしまうと、学習の遅れが心配になります。自治体によりますが、不登校専門の教室で専門の先生が学習指導をしているところもあるようです。ですが、ほとんどが保健室などに来れるときに来て、週に1回でも自分のペースで学習するというケースが多いようです。

不登校の生徒に対して家庭教師ができることは、できるだけ学校の内容を理解できるようにフォローしてあげることだと思います。しかし、週1回や2回の決められた時間で5教科を1から教えるのは厳しいので、暗記がメインになる理科社会は宿題を出してチェックを入れ、積み重ねがメインになる数学英語を中心に指導することにしています。そして国語に関しては、できるだけ読書をするように薦めています。読書が苦手な生徒には日記を書かせます。最初は1行2行しか書けなかった生徒も、続けていくことによって分量を増やすことができますし、なによりも漢字や文法の学習にも繋がります。

学習だけでなく、将来の話をしたり、悩み相談などをすることによってメンターとしての役割も果たせているのではないかと思います。