家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

本音と建前

生徒の態度や保護者とのコミュニケーション不足から、指導を終了したいとずっと思っていた生徒がいました。

私はもともと怒りっぽい方ではなく(自分ではそう思っています)、よほどのことがないと怒らないのですが、この生徒の場合、機嫌の良い悪いが顕著で、いつも心の中でイライラしていました。

家庭教師会社からの紹介なので、まずは担当者にどうして指導を終了したいのか長文メールを送りました。担当者からは、「先生からの指導終了は受け入れられないです」というマニュアル通りの返事が来ました。しかし、この時期は来年の契約をどうするか家庭教師会社とご家庭が面談する時期なので、面談の時に聞いてみます、とのことでした。

待つこと数週間、指導終了が決まりました。

最終授業日、生徒と話していると

「先生、引っ越しするんですか?」

と質問。

「え?しないけど」

と答えると

「そうなんだ。そういうことなんだ」

と言われてしまいました。

それで私は察しました。

家庭教師会社がご家庭と面談した際に、私が指導終了したい理由をちゃんと伝えず「引っ越し」という避けられない理由にしたのだと。

ちなみに、そのご家庭は頻繁に教師交代を申し出るとのことで、私で何人目かの先生だったようです。

私の代わりの先生が同じ悩みを持たないよう祈るばかりです。