大学1年生の頃、大学の寮に住んでいました。
入寮したのが入学式の1週間くらい前。個室だったものの、トイレ、お風呂、キッチンは共用でした。
それまで自宅で好きな時にお風呂に入れたのに、寮の風呂は2人までしか入れず、先客がいれば空くのを待つしかありません。キッチンもコンロが2つなので、やはり時間をずらしたりして使うしかありませんでした。
でも、一緒にフロアにいた同級生とは学部が違っても仲良くできました。
その理由は、先輩方にありました。「うそコン」という伝統があり、同じフロアにいる先輩方が色々と不自然なことを仕掛けるのです。
童顔な2年生を1年生の設定にし、新入生と仲良くさせる。
日本人を留学生の設定にする。
など、フロアによって色々な仕掛けがあったようです。
それを入学式前日の歓迎会で明かし、盛大に歓迎をしてくれたわけです。
おかげで、同級生とも仲良くなり、入学式を迎える前に友人ができていたのです。
ちなみに、入学式で1番前の席に座るとテレビのニュースに映るので、先輩方が新入生のフリをして入学式に出席するのも伝統?でした。
今考えると、自由な時代でした・・・。