家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

通信制高校のこと

私が過去に勤めていた通信制高校のことを書きたいと思います。

まず、通信制高校について。たいてい全国に数か所程度「本校」なるものがあってそこにスクーリングに行くのと、レポートを提出して単位をとらないと卒業できないシステムになっています。普段は、地方都市にある「分校」に通って授業を受けます。週1日など自分で通う日数を決めることができます。通わない日でも全員にタブレットがあるので、自宅学習も可能です。学校の授業は、レベル別になっていて、基礎から学べる授業や、大学入試レベルの授業までさまざまでした。また、配信授業もありましたし、職業体験ができるような授業もありました。その他にもボランティア活動をしたり、月に数回レクリエーションがあって、学年問わず仲良くなるきっかけづくりに力をいれていました。

私は通常の集団授業の他にも、配信授業の進行や、就職を希望する生徒の面談や面接練習、レポート作成の手伝い、レクリエーションの手伝いなどなどたくさん業務があり、その他にも職員会議がやたらとある学校だったので、その準備にも時間を取られました。通信制高校にやってくる子は、例えば中学校で不登校だった子、学力的に全日制に入れなかった子、たまに素行が悪かった子もいます。そして、特徴として、全日制に入学したものの、何らかの理由で学校に行けなくなり、転入してくる子が多いです。4月よりも夏秋冬と徐々に生徒が増えていく感じです。

自分に自信が持てない子が多く、学力も個人差があって、集団授業もどこに合わせていいのか悩みました。1人1人と話してみるとみんな素直でいい子だったのですが。悩み相談を受けたときは、自分の経験を話して励ましました。

今頃、あの子たちはどうしているかな、とふと思い出すことが多いです。

注)あくまでも私が勤めていた学校の例です。色々な通信制高校があるので、学校説明会などを利用してどんな特徴があるのか確認することをおすすめします。