家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

発達障害の生徒への指導について

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発達障害」という言葉は近年聞くことが増えてきたのではないでしょうか?一言で「発達障害」といっても、細かく分けると、「学習障害(LD)」「注意欠陥・多動性障害(AD/HD)」「自閉症スペクトラム(ASD)」となり、混合しているケースもありますので、タイプも様々だと言うことができます。

この中でも、最近多いのが、「注意欠陥・多動性障害(AD/HD)」の生徒です。もしくは、その疑いがあるグレーゾーンの生徒。こんな特徴があります。

・一つのことに集中できない。気が散りやすい。

・物事の順序立てができない。

・じっとしていない。思いつきですぐ行動する。

学校での生活で上記のようなことがあって困っていて、学習面でも心配、でも、塾は一人一人しっかり見てくれないから難しいかな、じゃあ、マンツーマン指導の家庭教師をお願いしようかな、という流れで依頼がくることが多いです。このようなケースは、保護者の方では発達障害などと考えてはいません。うちの子は変わっているんだ、ぐらいでしょうか。私の方でもさすがに1回では分からず、数回指導してみてああ、と気づく場合が多いです。もちろん、専門家ではないので、保護者には言いません。私の方では、指導方法を変えていくだけです。

・少しでもできたことがあれば、大げさに褒める。

・その日にやることをあらかじめ指示する。ここまでやったら終わり、と明言する。

・時間の目安を伝える。あと5分頑張ろう、とか。時計をそばに置くように言うこともあります。

・気が散るようなものは片づけるように伝える。新しいものを買ってもらったと言って見せる子がいるのですが、それについて会話した後はしまうように言います。

・基本的には否定しない、怒らない。「~してほしいな」と提案する形で伝える。

発達障害の生徒は、相手がどう思っているか想像力を働かせることが苦手です。よって、結構ストレートに言葉を言ってくることがあり、暴言を吐いたと思ったら、「先生大好き」と言ってみたり、授業時間内で感情が入り混じっていることが多いです。そういう子なんだな、と理解し、味方になるように長い目で付き合っていくことが大切だと思っています。