家庭教師ヨウコ先生の日記

家庭教師をするようになって13年目になります。 これまでの経験や、子育てのこと、趣味のこと、色々綴っていきたいと思います。

10年経ちましたが…

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今回は、教育の話ではありません。

私の独り言を書きたいと思います。

突然ですが、「除染」という言葉を聞いたことがありますか?原発事故後の福島県では、放射線量が高いところから「除染工事」が始まり、数年にわたって全県的に行われてきた工事です。除染というのは、表土を数センチ削り取って少しでも線量を下げるために行われます。削り取った土はどうするかというと、一時保管する大きな袋にいれて、家屋除染だとその家の敷地内に穴を掘って埋めます。我が家も数年前に除染してもらい、一時保管していた土の掘り出しも完了しています。一時保管していた土は、中間貯蔵施設へ運ばれます。

数年前は除染を請け負う業者が多くありました。国や市町村が除染工事を発注し、それを大手の建設業者が請け負います。そこから、2次下請け、3次下請け・・・と続いていくわけです。私の知り合いで、除染ビジネスでかなり儲けた人がいます。その人は作業員を探すのに、いろんなツテを使い、日本全国から人を集めていました。作業員を働かせ、給料からいくらか手数料としてピンハネするわけです。危険な場所で働く人には手当を支払わないといけないわけですが、それを搾取するわけです。作業員の中には労働基準監督署に駆け込んだ人もいて、企業に調査が入り、大分是正されているはずです。

確かに、震災や原発事故で被害を受けていますが、それを利用して儲けている人がいるのも事実なのです。10年たって業者も大分減りましたが、儲けた人たちはどこに行ったのでしょうか?